イメージ図が必要なわけ

施工会社に家造りの依頼をするときは、住宅設計のイメージ図を作成してもらいましょう。口頭で伝えるだけではイメージを明確に伝えられず、希望通りに仕上がらない可能性があります。だからこそイメージ図を使って、施工会社と依頼者がイメージを共有する必要があるのです。

施工会社が考える理想と、依頼者が考える理想にはギャップがあります。例えば、部屋には窓を設置するのが一般的ですが、暗い部屋のほうが落ち着けるという理由で窓なしの部屋を希望する依頼者もいます。イメージ図を書いてもらえば、間取りや動線を具体的にイメージできるでしょう。疑問や質問があればその場で確認し、必要に応じて間取りと動線の再調整をしていくのがコツです。

住宅模型を併用したい理由

イメージ図にあわせて使用したいのが住宅模型で、立体的なイメージができるのが特徴です。平面図ではわかりにくい箇所も、立体にすれば手に取るようにわかります。注文住宅は特に入念な住宅設計が必須であり、これは完成してから不具合が見つかっても遅いからです。例えば収納スペースを設置したら、手が届かない場所で使いにくかったという話は少なくありません。

住宅のイメージをするときは、いかに細部まで詰めていくかが重要になります。家造りで後悔しないためには、希望条件をすべてメモしておくことが大切です。メモをしなければ忘れてしまい、家が完成してから気づくことになりかねません。希望条件とそれぞれの優先順位を決めたうえで、実現可能かどうか詰めていきましょう。